シザーピース東北復興支援活動で
陸前高田市に行って来ました。
代表として感じた事など
色々とご報告も兼ねて書いてみたいと思います。
日曜日のサロンワーク終了後、23時にメンバーは集まり名古屋を出発。
12時間の道のりを事故無く無事に到着するように事前に代表4人で打ち合わせもした。
今回は前回の支援活動に参加出来なかったメンバーを中心に構成。
前回参加したメンバーからも参加希望がたくさんあった気持ちも一緒に、18人で陸前高田に向かう。
予定より少し早く朝10時に無事到着。
11時から障害者施設にてボランティア活動を開始。
設備が整わない場所での準備に取り掛かる。
メンバーの準備の早さ、手際の良さにはいつも驚かされる。
次々とカットを希望する方達で満席になる。
みんな普段のサロンワークと同じように会話や笑いで心地良い空間へと創り上げる。
「美容のチカラ」
みんな一生懸命。それが伝わる。そして喜んでくれる。
ヘアデザインを通じて、心が繋がる。
「また切ってもらいたい!」
「こんなにいい感じにしてもらった事なんてなかった!」
「ありがとう!」
次の施設に移動して早速準備に取り掛かる。
いくつかの施設内の部屋に分かれ
メンバーは次々とカットを始める。
カットを終えたメンバーは、施設の方々と談笑したり…。
片付けを終えて施設を後にする。
メンバー全員で昼食を取る。疲れを感じさせない笑顔や笑いがお店中に広がる。
「美容のチカラ」
次はお母さんと娘さん2人でサロンを2月にオープンされた「れもん」さんへと向かう。
トモちゃん(娘さん)からの要望を受けたシザーピースは、サロンへの支援物資などを持って訪れた。
聞けばパーマ液やカラー剤など、ありとあらゆる道具がバラバラな状態。
サロン内の音楽もラジオだったり…。
お母さんとトモちゃんのサロンは津波で流され、ゼロの状態から再スタートしたばかりだった。
高台の仮設住宅をサロンにした店内。
お母さんとトモちゃんの人柄が現れた素敵な空間でした。
震災直後、お母さんとトモちゃんはサロンワーク中で、お客様も来店されてたそうです。
咄嗟に避難されてお母さんとトモちゃんは高台へ車で逃れたそうですが、その時に来店されてたお客様は逃げ遅れて亡くなられたそうです。
10〜15年来のお客様が亡くなられた悲痛な話をトモちゃんは話してくれました。同じ美容師として胸を締め付けられるようでした。
2月にオープンされた「れもん」さんですが、まだオープンチラシも配れて無いとの事でしたので
シザーピースメンバー全員で街中の方々に「れもん」オープンの吉報を知らせに
手分けして「れもん」のスタッフとしてオープンチラシを配りました。
500部はあったオープンチラシでしたが、シザーピースメンバー全員のチカラと、街の方々のあたたかい支援によって全てを配り終えました。
誰1人断られなかった事に、シザーピースメンバーは驚いてました。
これも、みんなが助け合って生きて行こう!頑張って行こう!という現れなのでしょうか?
チラシ配りしてるだけでも、気持ちが込み上げて来ます…。
いろんな人に出逢い、いろんなな方々に「元気を貰いました!」と言われましたが、僕たちシザーピースメンバーの方が、パワーを貰った気がします。
「美容のチカラ」
別れを惜しみながらも、シザーピースは名古屋へ戻る事に…。
帰りの道中で見た、まだ変わらない光景…。
一年前に訪れた時、その間に代表4人で訪れた時、そして今回…。
何も変わらない…。
まだまだ…。
「美容のチカラ」
僕たちシザーピースが出来る事なんて
微力かもしれない…。
でも続けなければ何も変わらない…。
今回のように、被災地の美容師さんが1人でも復興して立ち上がってくれる為に…。
僕たちシザーピースは、自分達が出来る限りの事を「美容のチカラ」で応援し続けます!
お客様、メーカー様、ディーラー様、企業様、メンバーのみんな
今回もたくさんのご支援本当にありがとうございました。
代表として心から御礼申し上げます。
そして、これからもあたたかいご支援を宜しくお願い致します。
絶対に復興させる為に…。
代表 高木達也